利息と同じようなものに、損害金(遅延損害金とか遅延利息ともいいます)というものがあります

返済期限までにお金を返さなかった相手から損害金を取ることはできるか

友人に50万円を貸したが、期日になっても返してくれなかった。そのせいで、予定していた旅行に行け
なくなってしまった。迷惑をこうむったのだから、損害金も上乗せして返してもらえないかな?

 

●損害金とはなにか
利息と同じようなものに、損害金(遅延損害金とか遅延利息ともいいます)というものがあります。利息
との違いを比較しながら簡単に説明しましょう。第1の違いは、発生する期間です。利息は、お金を貸し
借りしてから返済期限までのあいだに発生します。一方、損害金は、返済期限が過ぎてから実際に
返済されるまでの間に発生します。つまり、返済期限までに返済できなかったときにはじめて発生する
のが損害金なのです。第2の違いは、約束と発生の関係です。利息は、お金の貸し借りの際に利息の
約束をしなかった場合には、発生しないこともあります。一方、損害金は、約束をしなくても、返済期限
に遅れれば、それだけで発生するのです。第3の違いは、利率です。損害金の利率は、損害金の約束
のあるなし、利息の約束のあるなしなどによって変わってきます。@損害金について約束した利率がある
ときはその利率で、A損害金の利率は約束していないが、利息については約束した利率があるときは
その利率で、B利息・損害金について利率の約束がないときは年5%(貸主と借主のどちらか一方が
商人の場合には年6%)の割合で、損害金が発生します。また、上限利率も利息とは違います。約束
した損害金の利率が上限利率を超えた場合は、利息の場合と同じように、上限利率までしか損害金
として認められません。なお、「約束違反したときには金10万円を支払う」というように、何%という割合
による決め方ではなく金額で損害金を決めることもできますが、その場合でも、利率に換算して上限
利率を超えてしまっていれば、上限利率に相当する部分までしか損害金として認められません。

第4の違いは、計算方法です。といっても、計算方法自体は利息とほとんど同じです。異なるのは、
「借りていた期間」が「返済期限から実際に返済した日までの期間」に変わる点です。