借用書は必ずつくらなくてはいけないわけではないけれど

お金の貸し借りをするときには借用書をつくらないといけませんか

借用書は必ずつくらなくてはいけないわけではないけれど、つくったほうがいいです。お金の貸し借
りは、@返還の約束をして、Aお金を受け渡すことだけで、契約として成立します。ですから、
借用証書などをつくらなくてもかまいません。でも実際は、お金を貸し借りするときに文書をつくる
ことが多いですよね。なぜでしょうか。

 

つくられる文書のうちポピュラーなものは借用証書ですが、そのもっとも大切な意味は「いつ、誰と
誰のあいだで、いくらのお金を、どんな約束で貸し借りしたのをはっきりさせることです。たとえば、
貸主はお金を「貸した」と思っていても、人には「あげた」のか「貸した」のか、よくわかりません。
それに、借主に「返してくれ」と頼んでも「あのお金はもらったんだ」といわれてしまうかもしれません。
さらに、時間が経つと貸した本人もいくら貸したのか忘れてしまうこともあります。

 

こんなことを避けるために、お金を貸したこと、あるいは約束したことを、文書にしてはっきりさせ
ておくのです。