お金の貸し借りは、貸主と借主のあいだで「返す約束」をして

約束した返済期限をあとから変更することはできるか

会社を経営している友人に、5年後に全額返済してもらう約束で200万円を貸した。でも、友人の会社
の経営状態が年々悪くなっているという噂を耳にしためで、返済期限を5年から3年に変更したい。あわ
せて、友人から新たに保証人や担保を取りたい。そういうことはできるのだろうか?

 

●契約内容の変更には相手の承諾が必要
お金の貸し借りは、貸主と借主のあいだで「返す約束」をして「お金を受け渡す」ことで成立する契約
です。そのほかにも通常は返済期限や利息についても取り決めをします。そして、そのような取り決めは、
貸主と借主のあいだで合意することが必要です。それと同じように、契約内容を変更するときも、貸主・
借主双方の合意があってはじめて成立します。したがって、借主の返済能力に不安が生じたからと
いって、貸主の一方的な意思表示によって勝手に契約内容を変更することはできません。同じよう
に、借主が「返済がきついので返済期限を延ばしたい」と思っても、勝手に返済期限を先延ばしにする
こともできません。ほかにも、利息を増やしたり減らしたりする変更、返済方法の変更(一括払いを分割
払いにしてもらうなど)など、どのような変更であっても、原則として相手の承諾が必要になります。
貸主と借主のあいだで合意できれば、契約内容を変更させることはできますが、その場合、お金の貸し
借りをするときと同じように、変更した変更内容を文書にしておいたほうがよいでしょう。また、契約内容
の変更にあわせて新しく担保や保証人を取ることも可能ですが、その場合は貸主・借主問の同意では
なく、担保を提供する人や保証人となる人の同意が必要です。