お金を借りたら、時効や免除によって返す必要がなくなった

借りたお金はいつまでに返せばいいのですか

●期限までならいつでも返せる
お金を借りたら、時効や免除によって返す必要がなくなった場合以外は、返すと約束した日(返済期限)
までに借りたお金を返さなくてはなりません。逆にいえば、返済期限が来ないうちは返さなくてもよいので
すが、この「返済期限が来ないうちは返さなくてもよい」ことを「期限の利益」と呼びます。つまり、約束した
返済期限があるならそのときまで、約束がないときは貸主から「返してくれ」という催告を受けてからある
程度の期間が経過するまでは、借主はお金を返さなくてもよいのです。もちろん、返したいと思うのであ
れば、借主はいつでも返済できます。たとえ返済期限が決まっていても、その期限が来る前に返しても
かまいません。返済期限が決まっていないときは、好きなときに返せばいいわけです。ところで、お金の貸
し借りで返済期限と利息の約束があるときに、返済期限が来る前に借主がお金を返すと、利息の支払
いはどうなるのでしょうか。最初に約束した返済期限までの分の利息を支払わなければいけないのでし
ょうか。この場合、原則として「実際にお金を返した日までの分」を支払うことになります。利息は「元金の
使用料」ですから、使用していた期間の分だけ払えばいいわけです。

 

●強引な催告を受けたときは
借りたお金の使い道や金額によっては、返済期限が短いと、お金を借りた意味がなくなってしまうことが
あります。そんな場合に「すぐに返せ」というような強引な催告を受けたら、借主としては困ってしまいます。
このような、期限も決めないで 「すぐに返せ」といった強引な催告を受けたときには、借主は貸主に対
して、返済期限を適度に延長することを求めることができます。いつまで延長できるかは、借りたお金の
使い道や金額、借主の収入や財産などの事情によって異なりますが、おおむね5日から30日ぐらいで
しょう。なお、お金を借りたときに、はじめから返済期限が決まっていた場合には、借主はそれを承知で
お金を借りたわけですから、期限の延長を求めることはできません。ただし、貸主が期限の延長を認め
てくれたり、借主が災害にあってしまったなど、やむをえない事情があれば、延長が認められることもあります。